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AWSはなぜ人気?利用者の本音は?

2021.12.10


クラウドと言えば、アマゾン ウェブ サービス(AWS)。

そう認識されている方も増えているのではないでしょうか?

ただ、「AWSを利用している企業が多いって聞くけど本当?」「AWSが良いって聞くけど、どこが良いの?」という声もちらほら聞こえてきます。
そこで、アシストのお客様にお答えいただいたアンケートをもとに、その実態を探ってみました!

AWS検討の参考に、AWS利用で困っている方の解決のヒントに、ぜひご一読ください。

※過去、アシストのAWS関連ウェビナーに参加、もしくは、資料をダウンロードされた 84社85名 にアンケートにお答えいただきました。
 ご協力ありがとうございました!
 

AWS利用状況

AWS利用状況


まずは「現在、AWSを利用/検討していますか?」という質問です。

約50%が利用中、約34%が利用に向けて検証中/情報収集中のようです。AWSの利用に前向きな企業が多いですね。

逆に、利用を見送られたのが2%です。理由をお伺いすると、
● Microsoft Azureなどの他社クラウドが社内標準となっている
● 機密情報が多く、クラウド利用自体が禁止されている
というご意見でした。

「機密情報が多い」企業は、「そもそもクラウドが危険」と認識されていることがあります。

しかし、AWSには「AWS コンプライアンスプログラム」というものがあります。
セキュリティとコンプライアンスを維持するために、様々な世界基準をクリアしているよ!という証明 なんですが、これだけの基準をクリアするには、かなりの人手/工数が必要です。これを1企業の担当者だけで対応しようと思うと、とてもじゃないですが難しいはず。

結果、セキュリティ対策のレベルで考えると、社内サーバよりAWSの方が安全なのでは?と言われています。
上層部がクラウドはダメって言ってるんです……とお困りの方、ぜひ「AWSコンプライアンスプログラム」を説明してみてください。

▼ AWSコンプライアンスプログラム ▼
 https://aws.amazon.com/jp/compliance/programs/
 

AWSを利用するメリット

「利用中」の方が体感しているメリット

「検討中」の方が期待するメリット


利用中の方は、①工数削減 ②コスト削減 ③容易さ を体感し、
検討中の方は、①コスト削減 ②品質・技術 ③工数削減 を期待されているようです。
 

工数削減


工数削減に大きく関わるのは、以下の点です。
・物理サーバを用意しなくて良い
・マネージドサービスのため運用負荷が減る

物理サーバを用意するとなると、データセンターの調整、サーバの調達、OSのインストール、バックアップの設定など、やることは山ほどあります。
しかも何台も必要な場合は、1台1台設定するのが大変です。それが、AWSだとボタンをポチっとするだけ!

さらに、サーバの耐用年数が過ぎたら、またもやデータセンターの調整、サーバの調達……などの対応が必要です。
それが、AWSだと日々古いサーバを入れ替えしてくれているので、気にする必要がありません!

これだけ考えても、間違いなく工数削減ができそうですね。
 

コスト削減


AWSの利用コストの算出はサービスによって様々ですが、一例を挙げると、以下のようなものが影響します。
・マシンスペック
・ディスクサイズ
・データ転送量
・リクエスト数 など

「AWSに変えたら利用コストが削減できるのでは!?」と期待される方も多いと思います。ただ、「見積もってみたら高かった」という声も……。
そんな時は、オンプレサーバ単体の費用と比較するのではなく、 場所代、空調代、運用コストなども合わせたトータルコストで比較 してみましょう。
また、仮想サーバ(Amazon EC2)などは、従量課金ではなく、 1~3年分の利用料を前払いすることで、50%以上安くなる 場合もありますよ。

ちなみに、AWSは過去10年間で85回以上も値下げを実施しています!つい先日も、データ転送量の無料枠が拡張されたところです。(2021.12.1適用)
お客様が増えてAWSの運用コストが下がると、その分、利用料金を下げてくれているのです。今後も値下げが期待できますので、お楽しみに。
 

容易さ


利用中の方は、以下を体感いただけているようです。
・簡単に環境構築ができる
・オートスケールができる

環境構築は、言うまでもないですね。
Amazon RDS(データベース)を構築するシーンを見たことがあるんですが、ブラウザでマウス操作するだけで、数分で構築が完了していました。本当に速すぎです……!

オートスケールは、サーバの負荷に応じて、自動的にサーバの台数を増減させる機能です。
そんな仕組みを自社で内製するとなると、設計がめちゃくちゃ大変ですし、サーバもたくさん準備しておかなければなりません。
それが、AWSだとちゃちゃっと設定しておくだけ!本当に素晴らしいですね。
 

品質・技術


検討中の方は、以下を期待されているようです。
・機能の拡張
・セキュリティの強化
・安定したサービスの提供(安定運用)

機能に関しては、AWSには現在 200を超えるサービス が提供されており、日々アップデートされたり、新規サービスがリリースされています。
2020年には2,757回のリリースがあったとか!それらのサービスは、お客様のリクエストをもとに実装されています。
今後も皆さまが期待するサービスが続々リリースされるはずですので、ご期待ください。
 

AWSを利用する上での課題

「利用中」の方が抱える課題

「検討中」の方が懸念する課題

 
利用中の方も検討中の方も、①技術面 ②コスト ③知識習得 の順に課題に感じられているようです。

ただ、同じような課題が多いわけではなく、様々な課題が挙げられていましたので、具体的な回答を見てきましょう。

ちなみに、アシストでは、皆さまの課題にお応えするために、日々情報収集やサービス開発を行っています。
その成果もちらっとお見せしますので、課題解決のヒントとしてご覧ください!
 

オンプレミスとクラウドの連携が大変


弊社でもよく相談を受けますが、特に多いのは「オンプレミスのデータをクラウドにどう連携させるか」「外部サービスのデータをどう取得するか」です。そんな方には、データ連携ツール 『DataSpider』 をご提案しています。

日経BPコンサルティングの調査結果で、8年連続「総合満足度1位」を獲得しているツールで、AWSをご利用の方が導入するケースが増えています。
データ連携にお困りの方は、参考にどうぞ。

▼ DataSpider on AWS ▼
 
https://www.ashisuto.co.jp/cloud/aws/on_aws/dataspider.html
 

ベストプラクティスが分からない


簡単に設定できるものの「本当にこれがベストなのか?」は判断しづらいですよね。そんな方には、 『AWS診断サービス』 を実施しています。

AWSのベストプラクティス集である「AWS Well-Architected フレームワーク」に基づいたシステムの診断・評価を行い、レポート形式で改善策を提案しますので、ぜひご活用ください。

▼ AWS診断サービス ▼
 
https://www.ashisuto.co.jp/pr/aws/aws-assessment-service.html
 

メンバーによってAWSの知識の差がある


ある程度仕方のないこととはいえ、一緒に業務を進めていく上では困りますよね。
「AWSのあらゆる知識をつけたい」場合は、まず 『AWS研修』 の受講が良いかと思います。

アシストではAWS認定インストラクター資格をもち、かつ、現場に出ている現役エンジニアが講師を担当しています。
現場のリアルを踏まえた知識を得たい方は、受講をご検討ください。

▼ AWS研修 ▼
 https://www.ashisuto.co.jp/ojt/course/aws/
 
 
「メイン担当ではないが関係者なので、最低限の知識はほしい」場合は、無料の個別勉強会を開催しています。
内容も相談にのりますので、いつでもご連絡ください。

▼ 相談はこちら ▼
 https://www.ashisuto.co.jp/pa/contact/aws_enquiry.html?utm_source=aws3
 

日々更新される情報のキャッチアップができない


アシストの技術メンバーが一番利用しているのは、 『AWS Black Belt Online Seminar』 です。
AWS社のオンデマンド配信で、検証結果などを教えてくれる技術セミナーで、ここから情報を得ることが多いです。
ただ、割とディープな内容なので、ある程度AWSを触ったことがある方向けですね。

▼ AWS Black Belt Online Seminar(オンデマンド配信)▼
 
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/#blackbelt


他にも、公式ドキュメントやホワイトペーパー、Twitterを活用しています。
得た知識は、社内勉強会をしたり、関係者が含まれるチャットグループで共有していますね。
アシストは、AWSを担当するエンジニアが多いので何とかなっていますが、担当が少ない場合は大変かもしれません。

そこで、アシストが得た知識をブログ公開するか絶賛検討中です。
皆さまの要望が多ければ、頑張って実現したいと思いますので、皆さまの応援の声をお待ちしています!

▼ AWS 公式Twitter ▼
 
https://twitter.com/awscloud_jp
 


アシストアピールのオンパレードになってしまいましたが(笑)、とにかくAWSで困ったら、お気軽にアシストにご相談いただければ幸いです。
 

さいごに


今回のアンケートでは、以下のようなことが分かりました。

● 約50%の方が、AWSを利用されている(「利用中」と回答)
● 約80%の方が、AWSの利用に前向きである(「利用中/検討中/情報収集中」と回答)
● AWSが評価されている/AWSに期待するところは「工数削減」「コスト削減」が多い
● AWSで課題に感じるところは「技術面」「コスト」「知識習得」が多いものの、内容は各社バラバラだった

これらの内容を踏まえ、今後も皆さまのお役に立つ情報が提供できるよう、注力していきます。
今後とも「AWS」と「アシスト」をよろしくお願いいたします。
 


関連情報


アシストのAWSサイト
https://www.ashisuto.co.jp/cloud/aws/

AWS関連セミナー
https://www.ashisuto.co.jp/cloud/aws/seminar/

AWS関連資料
https://www.ashisuto.co.jp/cloud/aws/download/

\ こんな資料を公開中です /
・社内システムをクラウドに接続する代表的な方法とメリット・デメリット
・AWSにOracle Databaseを移行する時の注意点と移行例
・AWSにビッグデータ分析基盤を構築するべき理由と構築例
・AWSにDataSpider(データ連携基盤)を構築するメリットとFAQ など
 

<データベース・クラウドマーケティング担当> 長内 麻記 Osanai Maki

ビジネス推進本部
戦略推進部

2013年アシストに新卒入社し、データベース部門に配属。
DBシステムの構築/サポート、新機能紹介のセミナーの立ち上げ、講師などを経験したのち、
現在はデータベース・クラウド関連のマーケティング業務に従事。
好きな和菓子は ①おはぎ ②豆大福 ③ごま団子。

<西日本マーケティング担当> 綿矢 まり子 Wataya Mariko

西日本支社 営業統括部 営業戦略企画部
営業企画マーケティング課

2006年、新卒でアシストに入社。
技術部ではWebFOCUS/Qlik/Paxata、人事部では新卒採用を経験し、
現在はウェブページの更新やメルマガ配信を含むマーケティングを担当。
好きな和菓子は ①あぶり餅 ②やきもち ③あんまる。



 
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