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2021.08.12

おススメのビジネス書紹介リレー Vol.6

おススメのビジネス書紹介リレー Vol.6


おすすめのビジネス書&技術書リレーのVol.6です!

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今回の一人目は、Vol.5の池田さんからバトンを回していただきました。

「次のバトンは親愛なる同期、今は無き幕張営業所時代からの腐れ縁、40歳を過ぎてイケメンっぷりに磨きのかかっている小野明洋さん、よろしくお願いしまーす!」

ということで、クラウド技術本部技術統括部の小野 明洋さん、よろしくお願いします!

『イシューからはじめよ ―知的生産の「シンプルな本質」』安宅 和人 著(英治出版)


『イシューからはじめよ ―知的生産の「シンプルな本質」』

from クラウド技術本部 小野 明洋さん

コロナ禍のもと、世間では成果で評価を決めるジョブ型雇用が注目され、皆さんも「生産性」について考える機会が増えたのではないでしょうか。そんなご時世に加え、私自身が年始から新規ビジネスの立上げプロジェクトに関わっていることもあり、「あ、こんな時にこそ、あれを読み直そう」と、本書を改めて手にしました。

本書は「バリューのある仕事とは何か?」という問いかけから始まります。そしてそれは、

イシュー度の高さ(解く必要性の高い問題)」×「解の質(明確な答え)」

で決定すると説いてます。小難しく聞こえますが、簡単に言えば、もの凄く根本的かつ重要な問題に対して、素晴らしい解決方法を導き出すこと=それが一番評価される仕事(成果)だよね、ということです。うん、確かにそう思います。

ただ、皆さん、日々の業務のなかで、「イシュー度の高さ」についてどれぐらい意識していますでしょうか。イシューの度合いを気にせず、ただひたすら目の前の課題解決に取り組んでいないでしょうか。本書では、イシュー度の低い仕事に時間をかけてどんなに素晴らしい解を出しても、それは何の成果にもつながらないとバッサリ言い切ります。

そこで本書のタイトルである「イシューからはじめよ」につながります。

まずは、「本当に解く価値のある問題であるか」を見極めること。ここをきちんとやりなさいと。成果を出す人(生産性が高い人)は、問題を解くより前に、本当に解く価値のある問題であるかを見極めることに時間をかけます。そして、イシュー度の高いことにだけ貴重な時間を使います。「やってみないとわからない」、これは本書では完全なNGワードです。(ここのところ、よく口にしてしまっていたような……)

では、どうやって「本当に解く価値のある問題」を見極めるか。本書では、その手法についても、非常に丁寧に解説されていますのでぜひご一読ください。

がむしゃらに仕事を頑張っているけど、なかなか成果に結びついていない、という方へ(私自身の自戒も込めて)おススメ致します。「イシューからはじめる」ことができるようになれば、無駄な仕事は削り落とされ、業務量は100分の1(!)になるそうです!100分の1とまではいかなくても、仕事量が半分になって成果が倍になれば、とってもハッピーですよね!

次回は、チャレンジし続ける姿勢にいつも刺激をもらっている坂本雄一さんにバトンをお渡しします。読書家と聞いてるので、乞うご期待!


『人のことば、機械のことば―プロトコルとインタフェース (新コロナシリーズ)』石山 文彦 著(コロナ社)


from クラウド技術本部 坂本 雄一さん

IT業界で仕事をしていると、特定のカタカナ単語について「何度かググったけど、ちゃんと理解できている気がしない」と感じることはないでしょうか?あるとき私も「プロトコルとはなんぞや?」という状態に陥っていました。あらためてググってみました。

プロトコル:
コンピューター同士の通信をする際の手順や規格のこと。情報を送り出す端末の選定、データの形式、パケットの構成、エラーの対処などを取り決めた通信の約束事である。

よく分からない言葉をよく分からない言葉で説明されてる感じがしますね。

そして、もっと分かりやすい説明を求めて本屋をさまよっている時に出会ったのが本書です。本書ではなんと、ほとんどコンピュータの話をせずに解説してくれます

ではなにが題材なのかというと「人のコミュニケーション」です。本書は、以下のような身近なコミュニケーションのトピックを掘り下げます。

①人は、相手の頭の中を直接のぞくことはできないのに、なぜ意思を伝えあうことができる?
②「英語が読めても話せない」という人がいるのはなぜ?
③「人と話が合わない」って具体的にどういう状態?

その解説がまた面白いんです。ここで筆者はあえて「プロトコル」「インタフェース」「ブラックボックス」などの専門用語をふんだんに用いてきます。たとえば、①の理由は、「日本語という共通の道具を使うことで意思疎通する。この道具にあたるのがプロトコル」「日本語プロトコルでは、英語プロトコルの使用者とは意思疎通できない」と説明されます。身近な話題だからこそ、「プロトコル」という用語のニュアンスがぼんやり見えてくる気がしませんか?他の項目の説明は本文に譲ろうと思います。

「人のコミュニケーションを、プロトコルやインタフェースという概念を用いて理解する」ことを通して、理系的なものの見方を身に着けられる良い本だと感じました。文系出身の若手に特におすすめです。ページ数も100ページ程度と短めなので、ぜひ軽い気持ちで手に取ってみてください。

次回は、私の1つ上の先輩であり、タフさと行動量がすごいことで有名な、水野晋太郎さんにバトンを渡します!


『最前線のリーダーシップ――何が生死を分けるのか』ロナルド・A・ハイフェッツ他 著(英治出版)


『最前線のリーダーシップ――何が生死を分けるのか』

from ビジネスインフラ技術本部 データベース技術統括部 水野 晋太郎さん

私が大学2年生の時、NHK教育テレビでハイフェッツ教授(著者)の講義が放映されていました。一端の大学生なりに様々な活動に取り組み始めた時期でしたので、「分かる!」「そういうことだったのね!」と夢中になって視聴した記憶があります。(気になる方は「ハイフェッツ 白熱教室」とググってみてください)

数年後、社会人になった私がたまたま書店で「お、懐かしー。本でも出てたんだ。」と手に取ったのが本書との出会いです。

プライベートでもビジネスでも周囲の人に影響を与える機会ってありませんか?影響の大小はあれど、例えば周りの人が悩んでいる時に助言して決断を促したり、会議や打ち合わせの際に異なる考えを発言したり……。

その機会に遭遇した際に、積極的に関与するのか、あるいは、リスクや誰かの気分を害するのを避けるために何もアクションをしないのか、それはもちろん本人次第です。

本書において、リーダーシップを発揮することは前者にあたりますが、それは茨の道であると以下のように著者は述べています。

“リーダーとして行動することは、自分の身を危険にさらして生きることである。なぜなら、リーダーシップが重要であるとき、すなわちリーダーとして人々を導き、難しい変化を乗り越えようとするとき、人々が大切にしているもの ― 日々の習慣、ツール、道理や義理、考え方 ― を手放してほしいと、当然のように要求するのに、代わりに提供するものは、可能性のほかに何もないからである。

世の中にリーダーシップを取り扱う本はたくさんありますが、「周囲を鼓舞し、変革を行う」という華やかな面に着目している書籍がほとんどかと思います。それに対して、本書はリーダーシップの危険性やリスクから身を守りながら「どのように生き残って奮闘するか」という泥臭い面に着目した書籍となっています。

普通に生きていれば華やかなことだけではないですよね。どちらかというと泥臭いことの方が多いと思うので、この着眼点で語ってくれる本書は多くの方に参考になるのでは、と思っています。

詳細は本文に譲りますが、特に参考になると思ったものをご紹介します。

私達が日々向き合う課題の中には、2種類あると述べられています。

・技術的問題
目標達成に必要な知識やスキル、経験を身につければ対処することができるもの
・適応課題
相手や自分、組織の行動を変えていかなければ(=適応できなければ)解決しないもの

後者の課題を解決する際にリーダーは反対者を「敵」として断罪するのではなく、変化に対する不安や利害関係を理解するために地道に対話を続ける必要があります。そして、そのコミュニティの確固たる核の部分を見極めながら変えるべきもの、変えてはいけないものを選別していく必要があります。

なんでもかんでも新しくすれば良い!というわけじゃないですし、自分の意志を優先し過ぎて、対話をベースにした理解を疎かにすると、良かれと思っていても後々上手く行かなくなっていくということですね。私の人生の中で上手く行かなかった時は、確かに想いが先走って……ということが多かったような気がします。

不確実な世の中だからこそ社会の一員として周囲(お客様、社内、パートナーなど)との対話を大事にしながら、技術的問題だけでなく、適応課題を解決できるようなエンジニアになりたいと個人的には思いました。

私のようなリーダーの立場でない方も含め、不確実な世の中を健康に、力強く生き延びるための指針が欲しい方には、様々なヒントが散りばめられた書籍になっていると思います!ぜひ、書店で手に取ってみてください!


何かを学ぼうとする姿勢が活躍の下地に


小野さん、坂本さん、水野さん、ありがとうございました!

活躍している社員に「おすすめの本、何かあります?」と聞くと、さらっと何かしら出てくるんですよね。何かを学ぼうとする姿勢が活躍の下地になるんだな、と思う今日この頃です。

私は最近、夜寝る前に「レイアウト・デザインの教科書」と「いちばんやさしいDXの教本」の気が向いた方を1章ずつ読んでみています。読まねば!と思うと、構えてしまってなかなか読書に取り組む心持ちができるまでに時間がかかり積ん読してしまいがちなので、日々のルーティンに組み込んでしまおう作戦です。

8月ということで、夏休み、お盆休みを取得される方もいるのではないでしょうか。ぜひこの機会に気になる本を手にとってみてはいかがでしょう。学ぶことが仕事をしていく上での自信の基になり、次の飛躍につながるかもしれません。

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