TOP>製品/サービス>カテゴリから探す>システム運用管理>JP1>詳細情報>JP1 Version 12.5リリース

JP1

JP1 Version 12.5リリース

JP1の最新版、JP1 Version 12.5リリース!

JP1 Version 12.5 リリース

2021年1月21日、JP1の最新版、「JP1 Version 12.5」がリリースされました。

今回のバージョンアップでは、主要クラウドや外部Webサービスとのジョブ連携・運用を強化し、ハイブリッドクラウド・マルチクラウド上のジョブ管理や構成情報、稼働状況の一元管理を実現します。昨今、プラットフォーム毎に異なる管理ツールや手法によって運用負荷が高まるという課題がありましたが、JP1で一元管理することで運用負荷を大きく削減します。

ほかにも、各企業の運用ルールや運用実績に基づき、障害予兆検知・障害発生時の対処案をJP1が提案する機能が加わりました。提案機能により、人に依存した判断や作業を極力減らし、より効率的な運用管理を実現します。

JP1は1994年の発売開始以来、お客様のご要望やビジネス・テクノロジー・働き方の変化に対応するため、バージョンアップを続けています。10年後も安心してJP1を使い続けてもらえるよう、盤石な運用管理基盤であり続けるだけでなく、お客様のクラウドリフト&シフトを後押しし、運用の高度化を実現します。

本ページでは、JP1 Version 12.5で拡張された主な機能の詳細をご紹介します。

クラウド連携強化による既存システムとのシームレスな運用

クラウド環境への移行が本格化する中、JP1はハイブリッドクラウドを意識させない、シームレスな運用を実現します。JP1 Version 12.5では、クラウドサービスとの連携強化や機能拡張により、ジョブ運用業務の効率化や統合管理の運用性を向上し、お客様のクラウドリフト&シフトを支援します。

ハイブリッドクラウド環境でもJP1で業務フローを一元管理

クラウドサービス連携ジョブが追加され、JP1/Automatic Job Management System 3(以下、JP1/AJS3)
からAmazon S3のファイル監視やAWS Step Functionsのステートマシン実行が可能になりました。また、「HTTP接続ジョブ」が使いやすく機能改善され、RESTインターフェースを持つ外部サービスとの連携が容易になりました。

クラウドサービスと連携するための作りこみが不要になり、よりスムーズにJP1/AJS3で既存業務とクラウド上の業務全体の自動化・一元管理が可能です。

クラウドサービスとのシームレスな連携により統合管理の運用性を向上

JP1/Integrated Management 2(以下、JP1/IM2)の管理コンソールにMicrosoft 365のスケジュール画面やチャットツール(Slack、Microsoft Teams)の画面を組み込めるようになりました。また、障害発生時の通報手段としてチャットツール(LINE WORKS、Slack)が追加され、通報通知の手段が増えました。

外部Webサービスの画面組み込みや通報通知手段の拡大で、障害発生時の作業スケジュール確認・関係者への連絡時間を短縮でき、迅速な一次対応を実現します。そのほか、OpenID Connectとの認証連携機能が実装され、JP1/IM2とクラウドサービス間でのシングルサインオンも可能です。

クラウドプラットフォーム対応強化(Google Cloud Platform対応)

JP1はオンプレミス・クラウド問わず様々なプラットフォーム上に構築可能です。従来のアマゾン ウェブ サービス、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructureに加え、JP1 Version 12.5ではGoogle Cloud Platformにも対応しました。お客様のシステム環境に合わせて、柔軟且つ信頼性の高い統合システム運用管理基盤を構築します。


運用の提案とハイブリッドクラウド環境の情報集約で運用管理を一元化・高度化

高品質なITサービスを維持するため、JP1がシステム障害発生時の運用を自動提案する機能が加わりました。運用提案により、障害発生時の対処の属人化を解消し、更なる効率化を実現します。また、クラウドやコンテナなど複雑に絡み合うシステムの関係性を把握できるようになりました。ハイブリッドクラウド環境の構成情報や各システムの状態を一元管理し、状況把握の省力化や障害発生時の影響度把握に役立てます。

システム状況に対応した運用提案による障害対処最適化

システム運用の自動化・自律化に向けた第一歩として、JP1 Version 12.5よりシステム障害発生時の原因調査と対処の自動提案を実現しました。

システム異常を検知すると、JP1/IM2が事前に定義したシステムイベントの相関性や業務のステータス、システムリソースなど多岐にわたる条件をもとに最適な運用を判断し、担当者へ提案します。担当者は、提案内容を確認し[OK]ボタンを押すだけで、障害に適した対処が実行されます。自動提案機能により、属人化された作業を極力減らし、判断・操作ミスのない運用管理を実現します。

また、JP1ユーザー様からのよくある問い合わせや要望をもとに作成した「JP1のよくある運用提案のテンプレート」を提供します。テンプレートを利用することで、すぐに自動提案機能を利用できます。

※クリックして拡大

さらに、「IT運用最適化サービス AI for IT Operations」と連携することで、AIを活用した運用提案が可能です。運用マニュアルやイベントへの対応記録をAIが学習し、これまで起きたことがない異常が発生した際などに、AIの学習結果から運用を提案できます。
※「IT運用最適化サービス AI for IT Operations」は日立製作所様提供のサービスです。

ハイブリッドクラウド環境の構成情報や稼働状況を可視化し、運用管理を効率化

JP1 Version 12.5のJP1/Operations Analytics(以下、JP1/OA)では、ハイブリットクラウド環境を含めた、各システムの構成情報や稼働状況を一元管理できるよう、管理可能なIT基盤を拡張しました。AWSシステム上の仮想マシン・ネットワーク・ストレージ・データベースの構成や状態監視だけでなく、コンテナ環境(OpenShift)の構成把握や状態監視、HCI環境(Nutanix)の性能監視などに対応します。
JP1/OAで複雑に絡み合うシステムの関係性を可視化して一元管理できるため、障害発生時の影響範囲や緊急度をすぐに特定し、迅速な対応が可能です。

※クリックして拡大

テレワーク下での資産管理強化・IT資産情報の利活用

テレワークによる働き方の変化により、IT資産の管理も大きく変化しています。JP1はその変化にいち早く対応し、お客様の運用管理を強力に支援します。

テレワークへの対応やIT資産管理の外部連携による利活用

テレワークが普及し、会社の外でデバイスを利用することが増え、企業はどのように統合的にデバイスを管理していくかという課題に直面しています。JP1 Version 12.5では、リモートワークで利用ニーズが高まっているシンクライアント端末に対して、更新プログラムの適用や、VPNソフトウェアのアップデートなどの管理が可能になりました。

また、JP1/IT Desktop Management 2が集める各種デバイスの資産情報を他システムと連携するREST APIを提供し、資産管理情報の利活用を進めます。例えば、ソフトウェア脆弱性情報(JVN)管理システムとIT資産情報を連携して、脆弱性のある機器を自動検知すればセキュリティリスクを低減することができます。REST APIにより、IT資産情報の活用場面を拡大し、お客様のIT資産管理運用の高度化、効率化を支援します。
※ JVN(Japan Vulnerability Notes)は、JPCERTコーディネーションセンターと独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共同で運営、公開しているソフトウェアの脆弱性情報です。


【ウェビナー開催決定】JP1 Version 12.5の詳細をご紹介します

2021年3月24日(水)に、JP1 Version 12.5の新機能をご紹介するウェビナーを開催します。
本ページではご紹介しきれなかった様々なトピックやデモンストレーションなどを予定しています。JP1のご利用有無にかかわらず、どなたでもご参加いただけます。


JP1最新バージョンにも対応!お見積りは概算から詳細までお気軽に

JP1 Version 12.5を含め、JP1のライセンス見積もりをご希望の方はこちらからお問い合わせください。製品ライセンスだけのお見積りから、バージョンアップ支援サービスのお見積りまで、「とりあえず概算を知りたい」お客様から、「バージョンアップを検討している」お客様まで、 お気軽にお問い合わせ ください。

  • 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
  • 記載内容は2021年1月29日時点のものです。

お求めの情報は見つかりましたでしょうか。

資料請求/お問い合わせはこちら(専門の担当者が確認し、ご対応します。)

お客様の状況に合わせて詳しい情報をお届けできます。お気軽にご相談ください。

ページの先頭へ戻る