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【Zabbix連載コラム:第2回】ホストグループの設計はどうするの?

第2回ではホストの登録時に合わせて設定する必要があるホストグループについて考えてみたいと思います。ホストグループには大きく以下の3つの目的があります。

①画面のフィルタ
Zabbixの各画面はホストグループの単位でフィルタできる作りになっています。

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②アクセス制御
Zabbixのログインユーザー毎にアクセス可能な範囲を指定する際にホストグループが利用されます。

③アクションの振り分け
アクション実行時にホストグループ毎に通知先を変更する際に利用されます。

細かく言えば他にもホストグループのグルーピングが関係してくる箇所がありますが、まずは上記3点が重要です。

設計ポイント① 画面のフィルタ用のホストグループ

画面のフィルタ用のホストグループは、画面上オペレーションをする際にまとまっていた方が操作
しやすい単位で分ける方が良いでしょう。
一般的には、OS毎、システム毎、部門毎、サーバ種別毎(DB、WEB、APなど)、拠点毎にグルーピングします。
また、フィルタ用のグループは実際にしばらく操作してみないと最適なグルーピングがわかりずらい面もあるため、後からグループを追加するという方法もあり得ます。

設計ポイント② アクセス制御用のホストグループ

これはZabbixの操作を行うユーザーの種類次第になります。
極端な例で、デフォルトの特権管理者である「Admin」しか使用しないようであれば、アクセス制御用のホストグループは不要です。
システム毎にユーザーを作成するのであれば、システム毎のホストグループが必要ですし、拠点毎にユーザーを作成するのであれば拠点毎のホストグループが必要です。

設計ポイント③ アクションの振り分け用のホストグループ

ここは、アクションの通知先として何があるかに依存します。
こちらも極端な例としては、全ての障害に対して1つの通知先しかないのであればホストグループの分割は不要です。

サーバの障害はサーバ担当者、NW機器の障害はNW担当者という様に通知先を分けたい場合は機器の種別によってホストグループを分割する必要があります。

まとめ

これまで見てきたようにZabbixのホストグループには様々な役割が与えられています。
また、1つのホストは複数のホストグループに所属できるため、様々な種類のホストグループが沢山出来てしまうケースも考えられます。

ただし、冒頭で説明したように画面のフィルタにも利用されるためあまり多くのホストグループを作成することはおすすめできません。
また、フィルタは数字、A~Z、日本語の順にソートされるため、「01_XXX」などの接頭子を付け意図的な順序にソートさせるケースも多くあります。

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