Zabbix
Zabbixは、オープンソースの統合監視ツールです。システムの監視、アラート通知、パフォ-マンス可視化などにおいて高度な監視を実現します。さらに、監視対象の規模(台数)に依存しないサポート費用(保守費用)となるため、現状の監視コストを大幅に削減することが可能です。
Zabbixの保守サポートについて
保守サポートを契約することで、契約先パートナーからサポートが提供されます。
アシストでは製品機能や仕様に関するQAにとどまらず、製品不具合、障害対応によりZabbixを最大限に活用できるよう支援を行います。
そのほかにも、Zabbix社が提供する「カスタマーポータル(Zabbix社のHPへ遷移します)」も利用できます。カスタマーポータルにはFAQや様々なプラグイン、便利なツールが用意されています。
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Zabbixの高度な専門知識・技術力・サポート能力を持ち、Zabbix社の厳しい基準(販売実績、認定資格者数、高度技術者の在籍など)を満たした企業だけが認定される特別なパートナーです。 |
Zabbixの保守サポート期間について
各バージョンにおけるZabbixのメーカー標準サポート期間は、リリース後3年間のフルサポートと2年間のリミテッドサポートの計5年間です。以下、現在標準サポート対象のZabbixバージョンとサポート期間です。
バージョン | フルサポート期間 | リミテッドサポート期間 | 延長サポート |
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Zabbix4.0 |
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~2025年10月 |
Zabbix5.0 |
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~2025年5月 | ~2027年5月 |
Zabbix6.0 |
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~2027年2月 | ~2029年2月 |
Zabbix7.0 | 2024年6月~2027年6月 | ~2029年6月 | ~2031年6月 |
▶フルサポート・リミテッドサポート・延長サポートの違いは こちら
Zabbixのスタンダードサポート内容
項目 | 詳細 |
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対象企業 | 重要システムの監視にZabbixを利用する企業様 |
Zabbix社との連携 | Zabbix社とアシストの綿密な連携で、脆弱性情報などをタイムリーに通知 |
サポート範囲 | QA対応、製品不具合や障害への対応 |
問い合わせ件数 | 無制限/年間 |
対応チャネル | 専用Webフォーム |
対応時間 | 平日9:00~17:00 ※土日祝日、年末年始など特別休暇を除く |
レスポンスタイム | 受付から半日以内(目安) |
ナレッジ提供 | 10年以上のZabbixサポートのノウハウ・高度な技術ナレッジを共有 専用ポータルサイトでいつでも検索・閲覧可能 |
無償アフターフォロー | 定期的なアフターフォロー (例)Zabbixや監視全般のQ&A会実施・新バージョン勉強会 |
スキルトランスファー | 担当者向け実践型トレーニング・運用強化サポート ※ご要望に応じて提供する有償の技術サービスです |
アシスト独自スクリプト提供 | メーカーが提供するスクリプトのほか、日々の運用負荷を軽減するためのアシスト独自のスクリプトを提供 ※ご要望に応じて提供する有償の技術サービスです |
Zabbixの保守サポートはZabbixプレミアムパートナーのアシストへ
「Zabbixをより安定的に運用したい」「障害発生時のリスクを最小限に抑えたい」「監視設計・運用を最適化し、業務負担を減らしたい」そんな企業様に「確実に活用できるZabbixサポート」 をご提供します。
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10年以上の実績 × 満足度の高い サポート体制 |
蓄積したナレッジや運用管理の 知見でトラブルに迅速対応 |
スキルトランスファー型支援で 社内スキルアップ |
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10年以上の実績 × 満足度の高いサポート体制
- 2,000社以上の監視システム導入・運用支援実績(※Zabbix以外のプロダクトの件数も含む)
- 「サポートセンター満足度 94.2%(※自社調査)」の手厚い対応
- 金融・製造・流通・公共機関など、重要システムの監視を支える豊富な実績
運用を強化する「Zabbixナレッジ」を提供
- サポートセンターで蓄積された数千件のQ&A・ノウハウを活用
- Zabbix運用のよくある課題とその解決策を、スムーズに共有
- FAQおよびトラブルシューティングに関するドキュメントの充実により、トラブル発生時の解決スピードを向上
「スキルトランスファー型支援※」で、安定したZabbix運用を推進
- 「監視設計・チューニング」「障害対応フロー構築」など、お客様自身で運用できる仕組み作りをサポート
- アシスト独自のトレーニングや動画コンテンツを活用いただくことでスピーディにZabbixの製品操作を習得可能
- Zabbixを活用しきれていない企業様の運用をレベルアップ
※ご要望に応じて提供する有償の技術サービスです。
Zabbixバージョンアップサービスのご紹介
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Zabbixの最新バージョンには新機能の追加やパフォーマンス向上、セキュリティ強化など、多くのメリットがあります。しかし、「バージョンアップによる影響が不安…」「安全に移行したい…」 など、運用担当者にとって課題も多いのが現実です。
アシストの 「Zabbixバージョンアップサービス」 なら、影響分析から移行計画の立案、検証、バージョンアップ作業までをフルサポートします。
Zabbixバージョンアップサービスの特長
- 現行環境を診断し、バージョンアップの影響や非互換リスクを洗い出し
- 監視設定・スクリプト・外部連携の影響をチェックし、想定外のトラブルを防止
- 移行可否の判断と、最適な移行方式・運用方針を策定
- Zabbixのスムーズな運用を支援し、スキルトランスファーを実施
- 監視設定・運用手順を3フェーズでレクチャーし、実践的なスキルを習得
- バージョンアップ後の疑問やトラブルに対応するQAサポートを提供
Zabbixの設計や構築、トレーニングもおまかせください
アシストではZabbixの現状診断やバージョンアップをはじめ、各種サービスを提供しています。お客様のご要望に応じて、支援内容をカスタマイズしてご提供します。
提供する技術サービス | 内容 |
---|---|
Zabbix監視基本設計 | Zabbix導入にあたって、利用方針や各種運用ルールなどを定める「基本設計」、パラメータの設定内容を検討する「詳細設計」を行います。 |
Zabbix監視実装 | 監視設計で決めた監視項目やしきい値を実装します。 |
Zabbixサーバ導入作業 Zabbixエージェント導入作業 |
ZabbixサーバおよびZabbixエージェントのインストール作業を行います。 |
Zabbixバージョンアップ | Zabbixのバージョンアップ作業を行います。 |
Zabbix現行監視設定調査 | 前担当者が不在になり現状の設定がわからない、アラートが多すぎるので通知を見直したいなどの課題をお持ちのお客様向けに、現状の把握や運用改善の提案を行います。 |
Zabbix操作教育 | 初めてZabbixを利用するお客様に向けて、Zabbixサーバインストールと、トレーニング(研修)をパックにしたサービス「Smart Start for Zabbix」のほか、ご要望に応じてカスタマイズも可能です。 |
フルサポート、リミテッドサポート、延長サポートの違い
- インストール方法、使用方法、設定方法に関するお問い合わせの回答
- 問題の原因調査/分析
- すべてのレベルのバグフィックス
- 機能改善要望への対応
- インストール方法、使用方法、設定方法に関するお問い合わせの回答
- 問題の原因調査/分析
- 深刻度の高いバグフィックス
- セキュリティフィックス
- インストール方法、使用方法、設定方法に関するお問い合わせの回答
- 問題の原因調査/分析
-
※延長サポートでは、お問い合わせ対応のみとなり、深刻度の高いバグの修正やセキュリティフィックスを含む、一切のアップデートが行なわれません。このため、リミテッドサポート期間の終了後は、最新版へのアップグレードを強くお勧めいたします。
保守サポート対象のZabbixサーバ・エージェントバージョン
項目 | 対応環境 | ||
---|---|---|---|
サポートバージョン | Zabbix 4.0、5.0、6.0、7.0(4.0以降の LTS リリース) ※ポイントリリース(6.2など2桁目が2か4のバージョン)はサポート対象外となります。 ※2.2は2019年8月、3.0は2021年2月にリミテッドサポートが終了しました。 ※4.0は2023年10月にリミテッドサポートが終了しました。 |
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Zabbixサーバ 4.0の サポート対応OS |
・Red Hat Enterprise Linux 7.x ・Cent OS 7.x ※全て64bit を推奨 |
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Zabbixサーバ 5.0の サポート対応OS |
Red Hat Enterprise Linux 8.x ※64bit を推奨 ※5.0よりGUI接続時の利用ブラウザとしてIE11が対象外となります。 |
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Zabbixサーバ 6.0の サポート対応OS |
・Red Hat Enterprise Linux 8.x ・Red Hat Enterprise Linux 9.x ・Oracle Linux 8.x ・Oracle Linux 9.x ・Amazon Linux 2 ・AlmaLinux 9.x ・Rocky Linux 9.x ※全てx86_64のみ |
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Zabbixサーバ 7.0の サポート対応OS |
・Red Hat Enterprise Linux 8.x ・Red Hat Enterprise Linux 9.x ・Oracle Linux 8.x ・Oracle Linux 9.x ・Amazon Linux 2023 ・AlmaLinux 9.x ・Rocky Linux 9.x ※全てx86_64のみ ※AmazonLinux 2023は一部のカスタマーポータルパッケージは未リリースの場合が あります。詳細は別途お問い合わせください。また、IPMI監視機能は利用できません。 |
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Zabbixエージェントの サポート対応OS |
・Windows 2016以降 ・Red Hat Enterprise Linux 7.0以降 ・Oracle Linux 7以降 ・AlmaLinux 9.x以降 ・Rocky Linux 9.x以降 ・Amazon Linux 2 ・Amazon Linux 2023 ※全てx86_64のみ ・Solaris(SPARCのみ) ・HP-UX ・AIX ※商用UNIXのサポート対応バージョンについては別途お問い合わせください。 ※記載ある場合にも、各ベンダのOS保守提供期間を超えてサポートは行いません。 ※Oracle Linux、AlmaLinux、Rocky Linux環境のサポートは各OSと Red Hat Enterprise Linux間にてバイナリ互換がある前提で行います。 ※Oracle Linux、AlmaLinux、Rocky LinuxとRed Hat Enterprise Linux間の非互換事項は サポート対象外です。非互換が原因となる不具合が発生した場合、Zabbix側での対応は 行われません。 ※監視対象機器のOracle LinuxへのZabbix Agent導入の可否は機器側に確認して下さい。 |
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サポート対応 データベース |
・MySQL ・MariaDB ・PostgreSQL 各データベースの対応バージョンについては以下マニュアル(英文)をご確認ください。 ▼Zabbix 7.0の場合 ▼Zabbix 6.0の場合 ▼Zabbix 5.0の場合 ▼Zabbix 4.0の場合 ※データベース自体のサポートは含まれていません。 ※4.0、5.0の場合はデータベースのバージョンはOS付属のバージョンの利用を推奨します。 ※6.0の場合はデータベースのバージョンはOS付属のバージョンがサポート対応バージョン ではないことがあります。 |
アシストのZabbix保守サポート注意事項
注意事項
以下の機能・構成はサポート対象外となりますので、ご注意ください。
■機能面
・他ベンダーによりカスタマイズされた機能やモジュールに関する事項
・お客様が作成したスクリプトに関する事項
・APIを利用してお客様ご自身で作成された機能やモジュールに関する事項
・SNMPTrapのサードパーティ機能(snmptarpd/snmptt)に関する事項
・ソースコード変更によるカスタマイズに関する事項
■構成面
・Zabbix社が提供するハードウェアアプライアンス
・Zabbix社が提供する仮想アプライアンス
・Active-Standby構成において、クラスタソフトに関する設定及び問題発生時の対応
※Active-Standby構成については、シングル構成と同様の環境という前提でサポートを行います。
システム運用管理の関連製品/サービス
ITサービスマネジメントに関するその他の課題
- 運用自動化が進まない! 着実に運用自動化を進める具体的な方法とは?
- 運用自動化でオペレーションミスを劇的に削減
- 【BCP対策】「人」の対応を前提としない、DRサイト運用自動化を実現
- インシデント管理の業務改善
- ヘルプデスク業務の可視化/改善
- 構成管理データベース(CMDB)の構築/改善
- サービスデスク、インシデント管理の情報蓄積/共有
- サービスデスクの確立と整備
- ヘルプデスクのスキルアップと脱「属人化」
- RPA導入で思ったより効果が出ない理由と対策
- JP1/AJS3ジョブ運用のリスクアセスメント
- インシデント対応のスピード向上/生産性向上
- GUI操作を含むオペレーション業務の自動化
- マスターデータ登録(移行)作業の自動化
- IT部門のビジネス貢献に向けて
- IT部門から OTxITを進める初めの一歩
- DXのために運用部門が今、やるべきこととは
- 運用管理ソフトJP1のバージョンアップ
- 運用管理ソフトJP1への移行(マイグレーション)