Zabbix
10のポイント【3】グループの分け方 ~Zabbixホストグループ問題~
Zabbixにはホストをまとめて管理するためのホストグループという単位があります。
ホストを入れるための箱というイメージです。
ただし、このホストグループの分け方に制限はありません。設定者が管理したい単位で自由にグルーピングが可能です。しかし自由である反面、分け方のパターンを設定者が考えなければならないのです。
ホストグループ分け方のパターン
ホストグループの分け方がいくら自由とはいえ、おおよその分類パターンは絞られます。
下記は筆者が様々なお客様先で設計してきたグルーピングの例です。以下に記載されたもの以外のグルーピングはあまり見かけません。
グループ分類例
・拠点 (東京、大阪など)
・システム毎 (基幹、情報、生産管理など)
・種別(サーバ、L2SW、L3SW、無線AP、FW、LBなど)
・OS(Windows/Linuxなど)
・用途 (DB、Web、ファイルサーバなど)
・フロア(1F~10Fなど)、ラックなど
まとめ
以下、まとめです。3つのポイントを記載します。
①「まとめて作業する単位」を揃える
「まとめて作業する」ケースとして、下記のような例があります。
・ホストをまとめて無効化する
・テンプレートをホストにリンクさせる
例)大阪グループの機器をまとめて「無効」にする
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②分け方毎に連番を付けて見やすくする
例)よく使うグループに若い番号を付与する
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③必要最小限のものだけ作成する
用途がないグループは削除しましょう。
技術コラム Zabbixを使いこなす10のポイント
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- コラム執筆者:中村 利一