Oracle Exadata

Oracle Exadata Database Machineは、業界標準のx86サーバとストレージ、RoCEスイッチなどのハードウェアと、性能のボトルネックになりやすいI/Oを効率化する専用ストレージソフトウェアとOracle Databaseソフトウェアを組合せた事前構成済みのデータベースアプライアンスです。

Oracle Exadata Database Machineの最新モデルX10Mでは、あらゆるアプリケーションの要件に対応できるよう、1/8ラック（後日提供予定）から、1/4ラック、また従来の1/2ラック、フルラックに相当するエラスティック構成から選択できます。エラスティック構成では、データベース・サーバーまたはストレージ・サーバーを1/4ラックに追加して、アプリケーションで必要とされるストレージに対するコンピューティング能力を適切に調整することができます。これにより、ビジネスの変化に応じたスピーディーかつ容易に拡張が可能です。

前述オンプレミス版の機能やスペックは同等のまま、クラウドの提供形態によって2つのラインナップがあります。

オンプレミス・クラウドのいずれでも基礎となるアーキテクチャは同様です。Oracle Databaseに最適化されたOracle Exadata Storage Serverには、大容量のExadata Smart Flash Cacheが搭載され、Oracle Exadata System Softwareにより、I/Oが徹底的に効率化されています。

更に、RoCEにより、サーバとストレージ間を高速、広帯域なストレージネットワークで接続しています。そのため、あらゆるデータベース・ワークロードに最速のパフォーマンスを発揮します。

クラウド上とオンプレミスそれぞれのExadataに搭載されるOracle Databaseは、100%の互換性があります。したがって、データベースのクラウド移行もオンプレミス回帰も、そしてハイブリッドな使い方もシームレスかつスムーズに実現します。Oracle Exadataがビジネスの柔軟性を高め、IT戦略を迅速に実行するのに役立ちます。

サーバーの搭載CPUコア数全体ではなく、実際にOracle Databaseで利用するCPUコアのみライセンスを有効にできるCapacity-on-Demand（CoD：キャパシティ・オンデマンド）を選択できます。最初は最小の14コアのみ有効化した状態で導入し、ビジネスの伸びに伴って業務量が増加したときに必要になった分だけ2コア単位でCPUリソースを増やすという使い方が可能です（一旦アクティブにしたコアを非アクティブに戻すことはできませんのでご留意ください）。

パフォーマンスの向上で、処理時間が劇的に短縮され業務の効率化が実現できます。
これまで5時間程かかっていたバッチ処理が8分弱に短縮でき、最大1ヶ月かかっていたデータ抽出の作業が2～3時間で完了した事例もあります。

サーバ台数、ラック数を大幅に削減することが可能で、DWH専用アプライアンス、情報系サーバ、DBサーバ、汎用機など15ラック相当を1ラックに統合した事例もあります。既存システムのOracle Database ライセンスを流用することも可能です。

パフォーマンスの大幅向上により、従来は不可能だった勘定系データベースの直接参照や、複雑な横串の検索なども可能です。情報精度・鮮度が向上し、迅速な意思決定や顧客アプローチの高度化を実現します。

インデックスやデータマートが大幅に削減可能で、チューニング作業が不要になり、運用や開発コストを削減します。これまでのOracle Database のスキルで運用が可能なため、技術者の確保も容易です。

Database Machine

機能

スペック

価格

支援サービス

	ExaDB-D	機能		スペック		価格		支援サービス
	ExaC@C	機能		スペック		価格		支援サービス

Oracle Autonomous Databaseは、Exadataを基盤に開発されたクラウドサービスです。
DBA業務の自律化を実現するサービスで、人的労働・人的ミスを排除し、手動でのチューニングを伴わない自動化を可能にする画期的な機械学習技術を利用することにより、コストを大幅に抑えつつ、比類のない可用性、高性能、セキュリティが手に入ります。

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