システムソフトウェア One Day Seminar 2014 開催報告
その手があったか! ベストミックスへの道標 「ワークスタイル変革」「システム基盤統合/再構築」
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5月21日(水)に秋葉原コンベンションホールで開催された今年のシステムソフトウェア One Day Seminarは、あいにくの雨天にもかかわらず盛況のうちに終了しました。
「ワークスタイル変革」と「システム基盤統合/再構築」の2つのテーマを軸に、日本マイクロソフト株式会社様のピックアップセッションをはじめとする6つのセッションと、今回初めての試みとしてデモツアーを実施しました。
目次
【A-1】フレキシブル ワークスタイルを提唱する理由 ~オフィスに縛られると発想も縛られ固まる~
日本マイクロソフト株式会社 Surface Sr.Product Manager 瀬戸 和信 様
【A-2】こんなに簡単!みんなが幸せになるワークスタイル実現方法
関連製品 : Ericom製品
【A-3】すぐできる!Windows8タブレットを安全に活用するためのセキュリティ対策
関連製品 : 秘文、Optimal Biz for Mobile、スマートセキュリティSuite
【B-1】脱マンネリ化!システム監視の適材適所にOSS活用のアイデア
関連製品 : JP1、HP SiteScope、HP Business Service Management、JENNIFER
【B-2】徹底検証!テスト現場における商用ツールとOSSとの上手な使い分け
関連製品 : HP LoadRunner、HP Unified Functional Testing(旧 HP QuickTest Professional)
【B-3】Saas導入を検討されている運用管理者必見!「所有」と「利用」の賢い選択とは
関連製品 : HP Service Manager
【A-1】フレキシブル ワークスタイルを提唱する理由
~オフィスに縛られると発想も縛られ固まる~
なぜ、フレキシブル ワークスタイルが必要なのでしょうか。「仕事に集中したいとき、どこで仕事をしますか?」という質問に対して、「会社の自席」と答える人は少ないでしょう。ここで重要なポイントは、「会社の自席」と「それ以外」でIT環境がどう違うのか、ということです。私の働く環境は、会社であってもなくてもさほど変わりません。どちらかというと、そこで働く社員のマインドを向上させると、よりフレキシブルな社員が生まれるのではないかと考えています。
決まっている労働時間のうち、普段は仕事には充てられない移動時間や待機時間などをIT環境を整えてフレキシブルに仕事をできたとします。その結果生まれる時間をルーティンワークにまわすのではなく、考えたり、挑戦的な仕事をする時間に充てられる、そういう選択権を得られることが、フレキシブル ワークスタイルの一番の価値なのではないかと考えています。
フレキシブル ワークスタイルが生み出す価値
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参加者の声
- 日常的にフレキシブル ワークスタイルを実践されてることが良くわかりました。
- ワークスタイルを変えてみたいと強く感じました。
【A-2】こんなに簡単!
みんなが幸せになるワークスタイル実現方法
なぜ今、「ワークスタイルの改革」が求められているのか?
まずは、「働きやすい職場」を構築するというその真の意味を、特に政府公官庁の取り組みの情報などを基にひもときました。そして、「クライアント仮想化」とも呼ばれるシンクライアントの仕組みとHTML5技術の、このソリューションにおける重要性をご紹介し、Ericom製品のご紹介、Surfaceを使ったデモを実施し、ワークスタイル改革のイメージをお伝えしました。
課題と改革効果
課題 | 改革による効果 |
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在宅勤務環境の整備 サテライト・オフィスの充実 |
産休、育休の短縮、休暇からの復職率の向上 高齢者の労働力の有効活用 女性の就労率の向上促進 災害対策、パンデミック対策など |
業務に最適化された新しいデバイスの有効利用 | 業務効率の向上。利益率の追求 |
ワークスタイルの改革は必要不可欠、待ったなし!!
- 技術的には限りなく実現可能に近づいている
- マネージメント制度の再構築が必要
- デバイスフリーを実現するHTML5技術なら、簡単にワークスタイル改革を実現可能
- ▼最後に
- Ericom Access Now なら、簡単にワークスタイル改革を実現できます!!
参加者の声
- 実体験に基づく利用の勘所が聞けて良かったです。
- 女性在宅ワークのアプローチは有効的と感じました。
- ワークスタイル変革までの背景で社会問題を含め理解できたので参考になりました。
関連製品
【A-3】すぐにできる
Windows 8タブレットを安全に活用するためのセキュリティ対策
SurfaceのようなWindows 8タブレットは、今後は個人だけでなく企業においてもシェアを伸ばすことが予想されます。しかし、データはタブレット端末にあるため、セキュリティ上のリスクが増大する点が懸念されます。Windws 8タブレットを企業に導入する上で必要なセキュリティ対策として、オールインワンで提供可能、かつサーバ構築も不要な「スマートセキュリティSuite」をご紹介しました。
Windows 8タブレットのシェアが伸びる理由
- 管理面…………………PCと同様にActive Directoryで管理可能
- システム開発面………既存のアプリケーションの適用が容易
- ユーザの使い勝手……キーボードやマウスが使えるため入力に強い
- ハード面………………ハードの選択肢が豊富
Windows 8タブレットにおけるリスクと対策機能
リスク | セキュリティ対策機能 |
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従来のPCと同様のリスク (不適切なアプリの利用や不正な情報持ち出しのリスク) |
マルウェア対策、資産管理 (インベントリ情報収集、不正アプリ制御)、 外部メディアへの持ち出し制御など |
紛失・盗難のリスク | 認証強化、ディスクの暗号化など |
不正Wi-Fiスポット利用のリスク | アクセスポイントの制御など |
クラウドストレージ利用のリスク | 認証強化、データの暗号化など |
- ▼最後に
- スマートセキュリティSuiteなら、サーバ構築不要、短期導入可能、オールインワンで対策できます
参加者の声
- 不正WiFiスポット接続対策の強制VPN機能は他にない機能で興味深かったです。
- 普段自身が感じていることだったのでとても興味をもって話を聞くことができました。
- Windows8タブレットを安全に活用するためのセキュリティ対策についてで、WiFi スポットからのウィルス感染の話はためになりました。WiFi接続の対策ツールに ついて興味を持ちました。
関連製品
- 秘文
- Optimal Biz for Mobile
- スマートセキュリティSuite
【B-1】脱マンネリ化!
システム監視の適材適所にOSS活用のアイデア
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運用管理の世界にもOSSの波が押し寄せてきています。本当に『OSS=コストがかからない』のでしょうか。 |
OSSと商用ツールのコスト・シミュレーション
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OSSツール活用の3つのポイント
- 1.監視分野についてOSSは一定の普及を予想
- 2.しかし、利用にあたってはOSSの弱点の理解が必要
- 3.弱点を補うアイデアと、削減したコストの使い道(運用の改善・高度化)がポイント
- ▼最後に
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「OSS=コストがかからない」という観点だけでなく、
運用業務の高度化への礎として、OSSの検討を進めていくことが重要!
参加者の声
- 商用ツールとOSSのコスト価格シミュレーションの結果は意外だった。
- 監視ツールとしてOSSを検討中だったので参考になりました。
- 監視設定の自動化等、OSSならではの機能が興味深かった。
関連製品
【B-2】徹底検証!
テスト現場における商用ツールとOSSとの上手な使い分け
テスト現場においてはOSSツールの活用検討は進んでおり、実際に取り入れている現場は数多くあります。今回は性能テストと機能テストの分野で有名なOSSとして、JmeterとSeleniumを商用ツールLoadRunnerとUnified Functional Testingの担当技術者が徹底的に検証した結果を報告しました。 |
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OSSと商用ツール検証結果
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- ▼最後に
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テストツールを検討される場合には
アプリケーション環境やプロジェクトの規模やリソースを考慮して選定することが重要!
参加者の声
- 商用ツールとOSSの細かな比較の結果も含まれていたので、参考になった。
- これまでOSSでは負荷がうまく掛からない環境があったので「環境に合わせて」 商用も検討してみたい。(費用も安くなったとのこと)
関連製品
【B-3】SaaS導入を検討されている運用管理者必見!
「所有」と「利用」の賢い選択とは
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システム導入におけるSaaSやクラウドの導入現況や今後の浸透予測をお話し、運用管理分野においてSaaS化が進みつつあるカテゴリを紹介しました。特にサービスデスクはExcelで管理をされている、又は未着手というお客様が多いという現状があります。SaaS化により手軽に始めることができるメリットをお伝えしました。 |
SaaS向きの運用管理の領域
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SaaSを選択する場合の5つのポイント
- 1.可用性、信頼性、性能
- 2.提供サービス内容
- 3.機能
- 4.コスト
- 5.SaaS事業者の信頼性
- ▼最後に
- SaaSはこれから徐々に拡大していくが、適用する分野の見極め、コスト面以外の 検討が重要!
参加者の声
- サービスデスクは簡単な話ではないが、SaaSであれば検討のハードルが下がるかもしれない。が、障害情報などセンシティブな情報が含まれるので要検討か。
- サービスデスクはSaaSが向いていると確かに思うが、将来データを移行する場合やマルチテナントの構成など気になる点が多い。