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アシストテクニカルフォーラム2018 「開発」セッション

アシストテクニカルフォーラム2018 「開発」セッション

2018年10月18日、「アシストテクニカルフォーラム2018」を開催しました。現場で磨かれてきたビジネスチャンスを生み出す情報システム構築・運用のエッセンスを、6つのテーマの技術セッションでお届けしました。

本ページでは、「開発」セッションでの発表内容をご紹介します。


必要な時に直ぐ検証。テストツールも「所有」から「利用」する時代に。

近年、システム開発のスピードアップやデバイスの多様化に起因し、テスト自動化への関心や期待が高まっている。しかし、テスト自動化ツールの導入プロセスや、環境に合わせたテストクライアント準備の煩雑さなどから、ツールの購入、所有に二の足を踏むケースも少なからず存在する。その結果、十分なテストを実施できず、システム品質低下を招くケースが発生している。

その打開策がツールを「所有」するのではなく「利用」する、SaaS型のテスト自動化サービスだ。アシストが取り扱うテスト自動化ツールをテスト共通基盤としてクラウド利用する例や、最近実用に向けた動きが顕著なSaaS型のテスト自動化サービスを紹介した。

「所有」から「利用」に切り替えることにより、いつでも手軽にテストが実行でき、結果としてシステム品質向上に寄与することが可能であることを伝えた。

(講師: システム基盤技術統括部 若月 恵介)


◎関連製品LoadRunner Unified Functional Testing


さらばダミーデータ!超高速開発を実現するテストデータ活用

競合他社との競争が激化する中、ビジネスを成功に導くための要因として、商品を市場に出すスピードが競争優位につながるようになってきている。各企業では超高速開発の実現に向けた改革が行われ、開発手法がスピードアップしている一方、テストデータの準備には改革が追いつかず、超高速開発のボトルネックとなっているのが実状だ。

この課題に対し、データベース仮想化ソリューションDelphixが変革をもたらす。

Delphixは本番データをセキュアな状態で高速に複製することができる。さらにDelphixによって本番データをテストの早い段階で使用できるようになるため、データに起因するバグを従来より早期に発見できる可能性が増し、シフトレフトも実現可能。

セッション後半では、従来の方法との比較や実例に基づく活用例を紹介。Delphixはこれまで膨大な時間・コストをかけていたテストデータ準備の課題全てを解決する製品であることを説明した。

(講師: データベース技術本部 小山 雄貴)


◎関連製品Delphix


EDB Postgres はここまできた!パフォーマンス問題解決のヒント

新しいビジネスアプリケーションの開発基盤となる「データプラットフォーム」とは、稼働環境を問わず、あらゆるワークロードを実行でき、企業の財産であるデータを中心としたシステムを実現するプラットフォームだ。

EDB Postgresはデータプラットフォームを実現する有力な選択肢になり得る。

ビジネスの多様化や高速化により、新旧様々な特性の処理が混在する状況で、EDB Postgres 11の大規模データ検索機能がその力を発揮する。同一サーバ上でOLTP処理とリアルタイム集計を並列実行し、350倍もの性能向上と並列性の両立を検証結果として報告。

セッション後半ではレガシーシステムからの移行で生じた性能問題と解決策を紹介し、基本的なチューニングとEDB Postgres 11の強力な機能を活用することでデータプラットフォームが実現できるとしてセッションを結んだ。

(講師: データベース技術本部 喜田 紘介)


◎関連製品EDB Postgres


言い切ろう!DevOpsの前に「OSSはすべて掌握済みだ」と!

DevOpsという言葉が誕生し約10年。この間、積極的にDevOpsへ取り組むイノベータ企業や、一歩引いて懐疑的に様子を見る企業など、その姿勢は様々だった。しかし近年、先進企業の成功事例が発表され始め、加速するデジタルビジネスへ対応するには、DevOpsへの取り組みが避けて通れない状況になってきた。一方ソフトウェアの分野に目を向けると、急速に新たな開発運用技術が開発され、この技術がDevOps環境へと吸収されるなか、中核となるオープンソースソフトウェア(OSS)の重要性は疑う余地がない。つまりOSSの正しい理解や積極活用、OSSエコシステムの構築が不可欠になっている。

しかしOSSの利用増加と並行して、ライセンス利用違反に対する訴訟や、脆弱性の放置が原因となる情報漏洩など、予期せぬ問題が発生する。本セッションでは、OSS利用の裏に潜む問題への対応としてWhiteSource のサービスを中心としたソリューションを紹介した。

(講師: 社長室 柴田 貴之)


◎関連製品WhiteSource



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