Logstorage
Logstorageは、大量のログデータを収集し、分析できるようにする統合ログ管理システムです。ログ管理システムのデファクトスタンダード製品として、小規模から大規模まで圧倒的なシェアを誇ります。
Logstorageの「ログを収集する機能」「収集したログを蓄積する機能」「蓄積したログを活用する機能」の詳細をご紹介します。
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ログ収集機能について
ログの種類や収集タイミング、エージェント導入可否にあわせた様々な収集方法を提供
SyslogやWindowsのイベントログ、ネットワーク機器のログ、SNMPログをはじめ、テキストで出力されるログは全て収集可能です。また、AWSやOffice365、Azure、Boxといったクラウドサービスのログも収集できます。
200種類を超えるログの収集実績
日本国内で利用されているものを中心に200種以上のログ収集実績があります。
カテゴリ | 詳細 | カテゴリ | 詳細 | カテゴリ | 詳細 |
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OSシステム・イベント | ・Windows ・Solaris ・AIX ・HP-UX ・Linux ・BSD |
運用監視 | ・JP1 ・Systemwalker ・Open View |
メール | ・MS Exchange ・sendmail ・Postfix ・qmail |
クライアント操作 | ・秘文 ・Info Trace ・MyLogStar ・CWAT ・Malion ・SeP ・QND ・LanScope Cat ・SKYSEA Client View |
サーバ アクセス |
・CA Priviredged Identity Manager ・VISUACT ・File Server Audit ・SecureCube /AccessCheck ・Alogコンバータ |
クラウド | ・AWS ・Azure ・Office365 ・G Suite ・BOX |
データ ベース |
・Oracle ・SQLServer ・DB2 ・PostgreSQL ・MySQL |
データ ベース監査ツール |
・PISO ・SSDB監査 ・SecureSphere ・Chakra |
その他 | ・SAP R/3(ERP) ・NetApp(NAS) ・IVEX Meta Logger |
Webサーバ/プロキシ | ・Apache ・IIS ・Blue Coat ・i-Filter ・squid ・WebSense |
ネット ワーク機器 |
・Cisco PIX/ASA ・Cisco Catalyst ・NetScreen ・SSG ・VPN-1 ・Firewall-1 ・SSL-VPN ・Palo Alto ・FortiGate |
ログの具体的な収集方法について
Logstorageは、ログの種類や収集タイミング、収集対象サーバへのエージェント(モジュール)導入可否に応じて様々な収集方法を提供しています。収集対象のサーバにLogstorageの収集モジュールを導入できない場合は、収集対象側でログをLogstorageへ送信する設定を行えば、ログの蓄積が可能です。
収集方法名称 | 収集対象 | モジュール導入有無 | 収集タイミング | 詳細 |
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Logstorage Agent | UNIX/Windowsサーバ上のテキストログ | 有 | リアルタイム | 対象サーバのログファイルやイベントログをリアルタイム監視し、収集します。 |
SecureBatchTransfer | UNIX/Windowsサーバ上のテキストログ | 有 | 定期 | 実行によりログをFTP/FTPSで収集します。圧縮転送、転送済ファバッチイルの削除機能があります。 |
EventLogCollector | ・Windowsサーバ イベントログ ・VMwareイベント ログ ・NetApp/EMCスト レージイベントログ |
無 | 定期 | イベントログ専用収集モジュールです。収集対象サーバへのモジュール導入は不要です。 |
クラウド専用モジュール | ・AWS ・Azure ・Box ・Office365 |
無 | 定期 | クラウド専用収集モジュールです。 ※クラウドサービス側での出力設定が必要です。 |
ー | ・ネットワーク機器 ・syslog |
無 | リアルタイム | 機器標準のSyslog転送を利用し、直接受信します。Syslogサーバとして利用可能です。 |
ー | UNIX/Windowsサーバ上のテキストログ | 無 | 転送実行のタイミングに依存 | モジュールが導入できないサーバの標準機能など、FTPまたはファイル共有などでログを収集します。 |
テキストログをリアルタイムに収集するLogstorage Agent
UNIX/Windowsサーバ上のテキストログをリアルタイムに収集するクライアントツールです。重要サーバに対する不正操作の即時検知など、リアルタイム性が必要な場合に利用する収集方法です。
テキストログを定期的に収集するSecureBatchTransfer(SBT)
UNIX/Windowsサーバ上のテキストログを定期的に収集するクライアントツールです。日中のネットワーク負荷を抑えたいなどの理由で、転送タイミングを制御したいサーバのログ収集に利用します。
イベントログをエージェントレスで収集するEventLogCollector (ELC)
Windowsサーバ、VMware、NetApp/EMCストレージのイベントログをエージェントレスで収集します。収集対象のサーバが大量にあり、イベントログのみ収集したい場合は、エージェントレスで収集可能なELCを利用することで、1台1台にモジュールを導入せず、スムーズに収集を開始できます。
構築や設定の工数を削減できるLogstorage連携パック
Logstorageには、代表的な製品やサービス向けに、簡易にログ収集/分析ができる連携パックが用意されています。各製品、サービス専用のログ自動収集設定やなど、ログの管理や活用に必要な定義や設定がセットになっています。連携パックを利用することで、構築や設定の手間を省くことができます。
ログ保管機能について
高い圧縮率で、ストレージのコストを大幅にカット
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暗号化と改ざん検出で、漏洩を防ぎ、ログの正当性を担保
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ログ活用について
高速検索で調査にかかる時間を大幅削減
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インシデントの予兆を即時検知
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ログ分析を助ける豊富なレポート表示形式
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ログの定期レポートによりモニタリング負荷を軽減
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監査やセキュリティ用の検索、集計結果を定期的にレポートとして自動出力できます。出力フォーマットは、PDF/HTML/CSVなどに対応しています。また、作成されたレポートのメール配信も可能なので、普段のモニタリングは、Logstorageのコンソールにアクセスせず、メールで届くレポートを確認するだけなので、担当者の運用負荷を減らします。
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