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資産運用での法令や社内規定の遵守を徹底したい

遵守すべき法令や社内規定がどんなに複雑になっても資産運用の正当性を常時監査

AEDAN for 資産運用モニタリングの特長

資産運用がルールを遵守していることを、常時モニタリングできる/遵守すべきルールがどんなに複雑でも確実に監査可能/遵守すべきルールが変更・追加されても迅速に対応/属人的な監査ノウハウを形式知化して統一感と継承性を向上/既存の資産運用システムに手を加えることなく、監査機能を追加可能

解決すべき課題

■法令やコンプライアンスの遵守は、資産運用の大前提

ファンドや投資銀行など金融機関、または一般企業の資産運用部門では、秒刻みで多種多様な資産を運用しています。これらの機関や部門では、より高い運用成績を目指して、知力の限りを尽くしています。その一方で、法令や企業倫理、各企業が定める規則を遵守して、正しく運用することも求められます。加えて、運用戦略や顧客との契約に則って、リスクを適性に管理しながら利益追求していくことも重要です。資産運用では、ルールを守りながら効果的に運用することが大前提なのです。
いくら運用で好成績を上げても、ルールから外れた運用をしてしまうと、企業の信用が失墜し、場合によっては業務を継続できなくなる可能性すらあります。さらに問題が大きく発展すれば、資産や金融商品を取引する市場全体の信頼さえも揺るがしかねません。実際、一企業の一担当者が犯したコンプライアンス違反によって、廃業に追い込まれた企業や市場の信用危機を招いたケースが過去にありました。

■守るべきルールは極めて複雑、しかも変わり続ける

資産を運用するうえで守るべきルールは、日増しに複雑化しています。運用する資産自体がデリバティブ取引をはじめ多様化・高度化。さらには、保有資産が世界中に広がったことで遵守すべき法令が増えているからです。さらに、地政学的リスクや反社会的勢力の関与など、多角的な視点からのチェックも欠かせなくなっています。

資産価値を左右する社会情勢は刻々と変化しており、運用ルールを頻繁に見直す必要が出てきています。ただでさえ複雑なルールを頻繁に見直すことから、1件1 件の運用の正当性を、厳密に判定することが難しくなっています。

■ルールから外れた運用のリスクは常にある
資産運用での各社の競争は激しさを増し、運用担当者は最大の成果を得るのに手一杯です。また、成果主義による人事査定から、利益を追求するあまりルールから外れた運用に手を染める運用担当者も過去にいました。たとえ悪意がなくても、多忙さとルールの複雑さから、図らずもルールから外れた運用に踏み込んでしまうリスクが常にあります。

ルールの遵守を徹底するため、監査を専門とする担当者を置き、運用のプロセスをチェックする企業が増えてきました。しかし、人が確認している限り、ルールから外れた運用をしてしまった場合に、見逃しをゼロにすることは困難です。また、監査ノウハウが属人的になり、客観的なチェックや監査担当者の変更時の継承も困難になります。ルールを守った運用が行われていることを、高精度かつ公正にチェックできる手段が求められています。

■資産運用システムでは簡単なモニタリングしかできない

法令や社内規定、運用戦略など、遵守すべきルールに則って運用されていることを自動的にモニタリングできるシステムは既にあります。こうしたシステムを活用すれば、ルールの遵守を常に監査し、監査担当者が発見するまでルールから外れた状態のまま放置されることはありません。
ただし、出来合いの資産運用を総合的に管理するシステムは、金融商品や運用成績の管理には適していますが、画一的で単純な内容のモニタリングしかできないのが現状です。例えば、特定銘柄の保有可能な上限株式数などは指定できても、「保有している10銘柄うち、2銘柄が設定した上限に達するような運用はしてはいけない」といった複雑な条件を指定することはできません。

ソリューションの視点と特徴

商品体系とビジネス環境の変化に合わせて⾃在にルール変更

■遵守すべきルールがどんなに複雑でも常時監査できるツール

AEDAN for 資産運用モニタリングならば、決められたルールに則って資産運用されていることを常時監査できます。遵守すべき法令や社内規定、さらには運用戦略などがどんなに複雑で、頻繁に変更・追加されても、資産運用の正当性を的確に判定することが可能になります。
アシストは、ルールを遵守した資産運用を徹底するためには、属人的な定期的な監査だけでは不十分であり、ツールを用いた常時モニタリングが欠かせないと考えています。AEDAN for 資産運用モニタリングでは、定められたルールに沿って資産運用が行われていることを、モニタリング専用ツールで自動判定します。判定に使うルールの指定には、資産運用の業務で普段使っている用語をそのまま利用できます。また、ルール判定専用のツールであるため、判定速度は極めて高速であり、運用業務と並行して常時監査を実施できます。
さらに、運用業務の中で、運用担当者がボタンひとつでルールへの遵守を確認することもできます。仮にルールから外れた運用に踏み込みそうになっても、違反を直ちに発見し、未然に防止できます。このため運用担当者は、安心して果敢な運用に専念できます。AEDAN for 資産運用モニタリングによって実現する監査のルール化と自動化は、極めて汎用性が高く、会計の正当性など様々なルール検証に適用できます。

解決したい課題とその解決策

解決したい課題とその解決策

ソリューションの構成と要素技術

AEDEN for 資産運用モニタリングのシステム構成

AEDEN for 資産運用モニタリングのシステム構成

AEDAN for 資産運用モニタリングは、遵守すべきルールの定義・変更・追加、資産管理システムからのモニタリングに必要なデータの取得・統合、ルールに基づく判定、BIツールへの判定結果の転送までの作業を自動化します。ルールの定義やデータベースとの接続に使用するツール群は、いずれもプログラミングの知識がなくても扱えるものばかりです。しかも、既存の資産管理システムに一切手を加えることなく、モニタリング機能を付け加えることができます。システム構築やルールの再定義に際しては、外部の支援を仰ぐ必要はなく、ユーザー企業内だけで作業を完結できます。

資産運用の正当性を判定するためのルールは、ルールベースAI「Progress Corticon」を使って定義します。ルールは、誰にでも内容が分かりやすい表形式で定義。日常、資産運用の業務で使っている用語をそのまま使ってルールを定義できます。ルールの定義・変更・追加に際して、プログラムのコードに触れる必要はありません。このため、頻繁なルール変更や追加にも柔軟に対応できます。

モニタリングした結果は、「Qlik Sense/QlikView」などBIツールに、CSVファイルの形式で伝送します。そして、ここでモニタリング結果を見える化したり、分析することができます。この時、Qlik Sense/QlikViewならば、直感的なドラッグ&ドロップ操作で、わかりやすい表現で結果をまとめることが可能です。また、スマートフォンやタブレット端末、パソコンなど、様々な端末でモニタリングの結果を共有できるため、迅速な意思決定につながります。資産管理システムや格付会社API、各種マスターなどから、モニタリングに必要なデータを取得・統合する際には、データ連携ツール「DataSpider Servista」を使えば簡単にシステム連携できます。参照データの読み出し経路や判定に利用できる形式への変換・加工処理は、直感的に内容が分かるアイコンベースの環境で指定します。

Progress Corticonは、ビジネス上の作業が決められたルールに沿って進められていることを検証するルールベースAIです。複雑な判断条件とアクションの関係を、視認性に優れた表形式でまとめるだけで、ルールチェックを自動的に実行するプログラムを作成できます。独自のルールチェック・アルゴリズム「DeTI」を採用しており、ルール数やデータ処理の複雑さが増しても高いパフォーマンスを実現します。

Progress Corticonのルール作成画面

Progress Corticonのルール作成画面

【特⻑】

・ルール数やデータ処理の複雑さが増しても高いパフォーマンスを実現
・コード記述が一切不要で、複雑なルールも指定できます
・ユーザーによるルールの迅速な変更・追加が可能
・1クリックで、ルールに沿った判定を実行
・業界用語、社内用語をそのまま使ってルールを定義できます
・既存システムに何の影響も及ぼすことなく見積り機能を追加

DataSpider Servistaは、50種類以上のデータソースを自在に結びつけて、一元的に管理・活用できるようにするデータ連携(EAI)ツールです。企業の内外に散在するデータソースの効率的で効果的な活用を可能にします。データの連携作業や変換・加工作業は、アイコンをドラッグ&ドロップするだけで、直感的に進めることができます。

DataSpider Servistaのデータ連携画面

DataSpider Servistaのデータ連携画面

【特⻑】

・誰でも簡単にデータ連携処理できるため、開発・運用コストを削減できます
・パソコンから基幹システム、クラウドサービスまで幅広く連携できます
・データ連携を可視化することで、連携のブラックボックス化を解消します
・わかりやすいGUIときめ細かい機能が高く評価され国内実績No.1

Qlik Sense/QlikViewは、データの可視化と分析を実現するセルフサービスBIです。連想技術によって、膨大なデータであっても瞬時に可視化し、あらゆる角度から自由にデータを探索できます。

Qlik Senseの分析結果表示画面

Qlik Senseの分析結果表示画面

【特⻑】

・直感的な操作で、データの見える化、分析、共有が可能
・マルチデバイス対応
・権限とデータをサーバーで一元管理、全操作をWebブラウザ経由で実行



お問い合わせ

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