Qlik

Qlik Cloud Data Integration（QCDI）は、データパイプラインの入口となる「データ移動（Data Movement）」「データ変換（Data Transform）」が含まれており、ビジネス現場で発生したデータをリアルタイムにクラウドDWHへ複製し柔軟な分析を支えます。

データ移動（Data Movement）

日常的に発生するデータをリアルタイムにDWHへ複製します。ETLバッチ処理では追いつかないデータの移動を実現し、いち早くユーザーにデータを届けるパイプラインを構築できます。

エージェントレス データソースにエージェントをインストールする必要がありません。ソースとなるデータベースの設定や変更も最小限のため、展開や導入が容易です。 また、エージェントレスのためデータベースへの負荷も最小限に抑え、データベース本来のパフォーマンスを確保します。外部のエージェントを必要としないため、セキュリティ上のリスクなどの軽減にもつながります。

リアルタイム高速処理 データベースのトランザクションログを使用して、変更をリアルタイムに監視します。変更された内容のみをキャプチャしてターゲットへ反映することで、リアルタイムな高速処理を実現し、常に最新の状態を確保します。

多様な接続性 メインフレームやSAPを含む多様なデータソースに対応しています。またターゲットとして主要なクラウドDWHに対応しています。

データ変換（Data Transform）

データ変換処理をノーコードおよびローコードで実装します。SQLベースの変換処理となるため既存のスキルセットや変換処理ロジックを活かすことができ、スピーディにクラウドDWHやデータマートを構築できます。

ノーコードによるシンプルな変換 コード不要なインターフェイスで、列名の変更やデータの絞り込みなど簡易なレコードレベルのデータ変換を実装します。

ローコードなカスタムSQLによる高度な変換 複雑なデータ変換についても操作性のよいローコードエディタを使用して実装することができます。SQLベースのSELECT文の記述することで詳細既述は自動生成されるため、シンプルな記述で変換処理を構築可能です。

データパイプラインの構築は「データ統合」だけでは終わりません。意思決定やアクションを最終目的としたデータを「いかす」機能がないと、データの持ち腐れとなりデータパイプラインが分断されてしまいます。

Qlik Cloud の大きな魅力は、データパイプラインの入口（データ統合）から出口（分析）まで共通のインターフェイスで提供されている点にあります。これによりデータパイプラインの分断をふせぎ、リアルタイムなデータによる柔軟な分析環境を実現します。データ統合機能を提供するQlik Cloud Data Integrationには「データ移動」「データ変換」に加えて、強力な分析を支える「Qlik Cloud Analytics（Qlik Sense）」ライセンスが包含されています。データ統合の先にある分析ニーズを探索しながら効果的にデータパイプラインを構築しましょう。